【結論】
ルーターを変えたのに遅い場合、原因はルーター以外にあります。新旧ルーターを比べるより、有線リンク速度、ONU、接続方式、建物配線、端末、混雑の順に確認します。
新ルーター直下を有線測定する

ここで速ければ回線は正常で、Wi-Fi設定や配置を疑います。ここでも遅ければ上流を見ます。
WAN/LANポート速度
1G回線なのに100Mbpsリンクなら、ケーブル・ポート・交渉失敗が候補です。
ONUとの接続

古いケーブルをそのまま使い、100Mbps相当でリンクしている場合があります。別ケーブルで確認します。
接続方式が変わっていないか
旧ルーターではIPv4 over IPv6、新ルーターではPPPoEになっていると、夜間速度が悪化することがあります。
二重ルーター
ホームゲートウェイ+新ルーター両方がルーターモードだと、NAT二重化やゲーム・VPNの問題が起こる場合があります。
Wi-Fi規格だけ新しくても端末が古い
Wi-Fi 7ルーターでも端末がWi-Fi 5なら端末側上限があります。
設置場所が悪化していないか
高性能ルーターでも棚の奥・床・金属箱内へ置けば電波は弱くなります。
建物VDSL
ルーター交換でVDSL物理上限は変わりません。100Mbps前後なら建物配線を確認します。
時間帯混雑
朝は速く夜だけ遅い場合、ルーター性能より上流混雑の可能性があります。
| 交換後症状 | 次に見る |
|---|---|
| 有線も遅い | 回線/方式 |
| Wi-Fiだけ遅い | 配置/周波数 |
| 100Mbps頭打ち | LAN/建物 |
| ゲームだけ不調 | 二重NAT |
ルーター交換後も遅いときは、新ルーターを疑い続けず、ボトルネックを一段上流・下流へ移します。
ケース1:新ルーターでWi-Fiは速くなったが有線は同じ
改善したのは無線区間です。回線・ISP速度は元からボトルネックではなかった可能性があります。
ケース2:新ルーターでも100Mbps
WAN/LANのリンク速度、古いハブ、ケーブル、建物配線を確認します。ルーターをさらに高級機へ替える前に物理リンクを見ます。
ケース3:新ルーターで夜だけ遅くなった
接続方式がPPPoEへ戻っていないか確認します。IPv4 over IPv6対応の設定・ファームウェアも見ます。
ケース4:ゲームだけ不調になった
二重ルーター、UPnP、NATタイプ、IPv4 over IPv6方式のポート制約を確認します。
ルーター買い替え前後で比較する項目
- 有線速度
- Wi-Fi親機横
- 遠い部屋
- Ping
- 接続方式
- リンク速度
高性能機へ替える価値がある条件
接続台数が多い、Wi-Fi規格が古い、処理負荷が高い、2.5/10GbEが必要な場合です。
回線側を疑う条件
新旧ルーター両方で有線同条件の速度低下が再現し、別ケーブル・別端末でも同じ場合です。
ルーターを戻して比較する
旧機器をまだ使えるなら同時間帯で比較します。新旧で差がなければ原因をルーター外へ移せます。
新ルーターで設定が自動移行されなかったケース
SSID・パスワードだけ移行できても、IPv4 over IPv6、固定IP、VPN、ポート設定は引き継がれない場合があります。旧設定画面のスクリーンショットが役立ちます。
ルーターモードとAPモード
ホームゲートウェイがすでにルーターとして動作しているなら、市販機をAP/ブリッジで使う構成が適する場合があります。二重NATを避けます。
Wi-Fi 6/7へ替えても遠い部屋は別問題
規格が新しくても壁・床による減衰は残ります。遠距離問題はメッシュ・有線APなど配置で解決します。
熱と設置環境
棚の密閉空間や直射日光で高温になると不安定化する場合があります。新旧機器の性能差だけでなく設置環境も確認します。
買い替え成功の判定
親機横だけでなく、普段使う部屋、夜間、有線、複数端末で改善しているかを確認します。最大速度だけ上がっても実用場所が変わらなければ成功とは言いにくいです。




