光回線の種類と一覧

光回線の種類と一覧

光回線を選ぶ際は、サービス名だけでなく、利用する回線網を確認することが大切です。

ドコモ光やソフトバンク光は主にNTT東日本・西日本のフレッツ光回線を利用する光コラボですが、auひかりやNURO 光は異なる回線網・設備を利用します。

回線によって提供エリアや通信速度、料金、セット割、工事方法などが異なるため、特徴を比較して選びましょう

光回線の主な種類を一覧で比較

光回線は、回線設備や提供方法によって「フレッツ光」「光コラボ」「独自回線」「電力会社系光回線」「CATV系光回線」「マンション一括導入型」の6種類に分けられます。

ただし、電力会社系が広い意味で独自回線に含まれるなど、分類が重なる場合もあります。選ぶ際は、利用する回線網や提供エリア、戸建て・マンションの違いまで確認することが大切です。

光回線6種類の分類図

光回線の主な6種類を一覧で比較

光回線の種類と代表的なサービスを整理すると、次のようになります。

種類 代表的なサービス 主な特徴 提供エリアの傾向
フレッツ光 フレッツ 光ネクスト、フレッツ 光クロス NTT東日本・西日本が直接提供 全国規模
光コラボ ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、GMOとくとくBB光など NTTの光回線を各事業者が自社サービスとして提供 全国規模
独自回線 auひかり、NURO 光など フレッツ光とは異なる設備・ネットワークを利用 サービスにより限定
電力会社系 コミュファ光、eo光、メガ・エッグ、ピカラ光、BBIQなど 電力会社の地域を中心に独自回線を展開 地域限定
CATV系 J:COM NET 光など ケーブルテレビ事業者が提供 地域・建物による
マンション一括導入型 建物ごとの無料・有料インターネットなど マンション全体にあらかじめ導入 対象物件のみ

この中でも全国的に利用しやすいのが、フレッツ光と光コラボです。

一方、独自回線や電力会社系は提供エリアが限定される場合がありますが、対象地域では光コラボとは異なる有力な選択肢になります。

フレッツ光と光コラボの仕組み図

フレッツ光と光コラボの違い

フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本が直接提供している光回線です。

代表的なサービスとして、1ギガクラスの「フレッツ 光ネクスト」や10ギガクラスの「フレッツ 光クロス」があります。

一方、光コラボは、NTT東日本・NTT西日本から光回線の卸提供を受けた事業者が、自社ブランドとして提供するサービスです。

代表的な光コラボには、

などがあります。

光コラボでは基本的にNTTのフレッツ光と同じ光アクセス回線を利用しますが、料金、プロバイダー、割引、キャンペーン、サポートなどは提供事業者によって異なります。

また、ドコモ光ならドコモ、ソフトバンク光ならソフトバンクなど、スマートフォンとのセット割を利用できるサービスもあります。

光コラボ同士で乗り換える場合は「事業者変更」という仕組みを利用できる場合があり、既存設備をそのまま利用できれば、新たな宅内工事を行わずに乗り換えられるケースもあります。

独自回線と電力会社系光回線の違い

独自回線は、一般的にNTTのフレッツ光・光コラボとは異なる設備やネットワークを利用する光回線を指します。

代表的なのが、

などです。

独自回線との違い図

フレッツ光とは回線設備やサービスの仕組みが異なるため、光コラボとは別の選択肢として比較できます。

ただし、提供エリアには注意が必要です。光コラボに比べて利用できる地域が限定されるサービスもあり、地域が対象でも建物によって契約できない場合があります。

また、地域独自の回線として重要なのが電力会社系光回線です。

代表的なサービスは次のように整理できます。

主な地域 電力会社系光回線
東海 コミュファ光
関西 eo光
中国 メガ・エッグ
四国 ピカラ光
九州 BBIQ

電力会社系もフレッツ光とは異なる独自設備を利用するサービスが多いため、大きく分類すれば独自回線の一種と考えられます。

ただし、地域性が非常に強いため、光回線を比較する記事では「独自回線」と「電力会社系」に分けたほうが特徴を理解しやすくなります。

電力会社系光回線の地域マップ

CATV系・マンション一括導入型の光回線

CATV系は、ケーブルテレビ事業者が提供するインターネットサービスです。

例えばJ:COMでは、提供地域や建物などに応じて光ファイバーを利用するインターネットサービスがあります。

CATV系には、

  • インターネットとテレビをまとめられる
  • 固定電話などと組み合わせられる場合がある
  • 地域密着型のサービスが多い
  • 建物によって利用できるサービス・通信方式が異なる

といった特徴があります。

代表的なサービス

  • J:COM
  • スターキャット
  • CCNet
  •  ZTV
  • KATCH
  • Baycom
  • KCN
  • TOKAIケーブルネットワーク

CATV系やマンション一括導入型は、必ずしも各戸まで光ファイバーを引き込む方式とは限りません。CATVでは同軸ケーブル、マンションではLANケーブルなどを利用する場合もあります。

 

「光回線」「インターネット無料」といった名称だけで判断せず、実際の配線方式や最大通信速度を確認しましょう。

光回線は種類だけでなく配線方式まで確認する

光回線を選ぶときは、フレッツ光、光コラボ、独自回線といった「回線の種類」だけでなく、実際に自宅までどのように回線が引き込まれるのかも重要です。

特にマンションでは、同じ光回線サービスでも建物によって通信環境が大きく異なる場合があります。

マンション3配線方式の比較図

代表的な配線方式
  • 光配線方式
  • LAN配線方式
  • VDSL方式

マンションの配線方式には、各戸まで光ファイバーを引く「光配線方式」、LANケーブルを使う「LAN配線方式」、電話線などを使う「VDSL方式」があります。建物の設備によって、利用できるプランや最大通信速度が異なる場合があります。

 

まず自宅で利用できる回線と配線方式を確認し、1ギガ・10ギガなどのプラン、料金、工事費、スマホセット割を比較しましょう。光コラボだけでなく、独自回線や地域によっては電力会社系光回線も候補になります。

フレッツ光・光コラボレーション

フレッツ光と光コラボは、どちらもNTT東日本・西日本の光回線を利用しますが、契約の仕組みが異なります

フレッツ光はNTTが回線を直接提供するのに対し、光コラボはNTTから回線の卸提供を受けた事業者が自社サービスとして提供します。

同じNTT系回線でも、料金やセット割、キャンペーン、サポートなどが異なるため、比較して選ぶことが大切です。

フレッツ光の特徴

フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線サービスです。

一般家庭向けでは、主に1Gbpsクラスの「フレッツ 光ネクスト」と、10Gbpsクラスの「フレッツ 光クロス」などがあります。

フレッツ光の主な特徴

  • NTT東日本・NTT西日本が光回線を提供
  • 全国の幅広い地域に対応
  • 戸建て・マンション向けサービスがある
  • 1ギガクラスのサービスがある
  • 10ギガクラスのサービスもある
  • 対応する複数のプロバイダーから選択できる
  • IPv6・IPoEに対応するプロバイダーもある

フレッツ光は、NTT東日本・西日本の光回線と、インターネット接続を提供するプロバイダーを組み合わせて利用するのが基本です。

 

料金は回線料金だけでなく、プロバイダー料金を含む総額で比較しましょう。また、NTT東日本・西日本ではサービスや料金が異なる場合があるため、利用住所のエリアも確認が必要です。

光コラボレーションの特徴

光コラボレーションは、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線を事業者へ卸し、その事業者が自社ブランドとして利用者に提供する仕組みです。

正式には「光コラボレーションモデル」と呼ばれます。

代表的な光コラボには、

  • ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • ビッグローブ光
  • @nifty光
  • GMOとくとくBB光
  • So-net 光
  • 楽天ひかり
  • enひかり
  • おてがる光

などがあります。

光コラボの特徴は、NTTの光回線設備を利用しながら、各事業者が独自の料金やサービスを設定できることです。

事業者によって、

  • 月額料金
  • 契約期間
  • プロバイダー
  • スマートフォンとのセット割
  • Wi-Fiルーター
  • 工事費特典
  • キャッシュバックなどのキャンペーン
  • サポートサービス

などが異なります。

例えば、ドコモ光ではドコモのスマートフォン、ソフトバンク光ではソフトバンクや対象となるY!mobileとのセット割を利用できる場合があります。

そのため、光コラボを選ぶ場合は光回線単体の料金だけではなく、スマートフォンを含めた通信費全体で比較すると分かりやすくなります。

フレッツ光と光コラボの違い

フレッツ光と光コラボは同じNTT系の光アクセス回線を利用しますが、契約先や料金体系などに違いがあります。

主な違いを整理すると次のようになります。

比較項目 フレッツ光 光コラボ
光回線 NTT東日本・西日本 NTT東日本・西日本の回線を利用
主な契約先 NTT東日本・西日本 光コラボ事業者
プロバイダー 基本的に別途選択 セットになっているサービスが多い
請求 回線とプロバイダーで分かれる場合がある 一括請求が一般的
提供エリア 全国規模 フレッツ光エリアを基本とする
1ギガ 対応 多くのサービスで対応
10ギガ 対応エリアで利用可能 対応事業者・エリアで利用可能
スマホセット割 基本的に限定的 対応サービスがある
独自キャンペーン NTT・プロバイダーによる 事業者ごとに異なる
乗り換え制度 光コラボへ転用可能 光コラボ間で事業者変更可能

光コラボは、回線とプロバイダーをまとめて契約できるサービスが多いため、契約や料金を管理しやすいことが特徴です。

一方、フレッツ光は対応するプロバイダーを自分で選びたい場合などに候補となります。

ただし、通信速度については「フレッツ光だから速い」「光コラボだから遅い」と単純に判断することはできません。

利用するプラン、プロバイダー、接続方式、設備、利用時間帯、宅内ネットワークなどによって実際の通信速度は変化します。

転用・事業者変更なら工事不要で乗り換えられる場合がある

フレッツ光・光コラボの特徴として覚えておきたいのが「転用」と「事業者変更」です。

転用は、フレッツ光から光コラボへ変更する手続きです。

「フレッツ光 → ドコモ光」

既存のフレッツ光回線設備をそのまま利用できる場合は、新たに光ファイバーを引き直す工事を行わずに変更できることがあります。

一方、事業者変更は、光コラボから別の光コラボへ変更する手続きです。

「ドコモ光 → ソフトバンク光」
「ビッグローブ光 → GMOとくとくBB光」

などが該当します。

こちらも既存設備を継続利用できれば、通常の新規契約のような開通工事をせず乗り換えられる場合があります。

ただし、すべてのケースで完全に工事不要になるとは限りません。

  • 1ギガから10ギガへ変更する
  • 建物の設備を変更する
  • 回線タイプを変更する
  • 宅内設備の交換が必要
  • 移転を伴う

といったケースでは工事が必要になる可能性があります。

また、フレッツ光・光コラボからauひかりやNURO 光などの独自回線へ変更する場合は「事業者変更」にはなりません。使用する回線設備が異なるため、基本的には新しい光回線の開通工事が必要になります。

【フレッツ光と光コラボはどちらを選ぶ?】

一般家庭で光回線を契約する場合は、フレッツ光と光コラボの料金やサービス内容を比較して選ぶことになります。

フレッツ光は、次のような人に向いています。

  • NTT東日本・NTT西日本と直接回線契約したい
  • 対応プロバイダーを自分で選びたい
  • プロバイダーの選択肢を重視したい
  • 法人・事業用途なども含めてフレッツ光を利用したい

一方、光コラボは次のような人に向いています。

  • 回線とプロバイダーをまとめたい
  • 毎月の料金を分かりやすくしたい
  • スマートフォンとのセット割を利用したい
  • 各社のキャンペーンを比較したい
  • 光コラボ間での乗り換えも考えている

光コラボにはドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光など多くの選択肢があり、同じNTT系回線でも料金やサービス内容は異なります。

 

月額料金だけでなく、工事費や解約費用、スマホセット割、IPv6・IPoE対応なども比較しましょう。また、10ギガが必ず必要とは限らないため、利用人数や用途に合わせて1ギガ・10ギガを選ぶことが大切です。

auひかり・NURO 光などの独自回線

独自回線とは、一般的にフレッツ光や光コラボとは異なる回線設備・ネットワークを利用する光回線で、auひかりやNURO 光などが代表例です。

NTT系回線とは提供エリアや工事方法、料金、通信速度などが異なり、条件によっては混雑の影響を受けにくい場合もあります

ただし、利用できる地域や建物が限られるため、まず自宅が提供エリア内か確認することが大切です。

auひかりの特徴

auひかりは、KDDIが提供する光回線です。NTTのフレッツ光を利用する一般的な光コラボとは異なるネットワークでサービスを提供しています。

auひかりの主な特徴

  • KDDIが提供する光回線
  • フレッツ光・光コラボとは異なる回線
  • 戸建て向けとマンション向けがある
  • 1ギガクラスのサービスがある
  • 一部エリアでは5ギガ・10ギガクラスも選択できる
  • 複数の対応プロバイダーから選べる
  • auやUQ mobileとのセット割を利用できる場合がある

auひかりでは、契約するプランや地域、建物によって利用できる通信速度が異なります。

特にマンションでは、建物に導入されている設備によって利用できるタイプが決まる場合があります。同じ「auひかり マンション」であっても、建物の設備によって最大通信速度などが異なることがあるため注意が必要です。

また、auひかりの戸建て向けサービスは全国すべての地域で提供されているわけではありません。

東海や関西など、電力会社系光回線が展開されている一部地域では、auひかりの戸建て向けサービスを利用できない地域があります。

そのため、auやUQ mobileを利用しているからといって、必ずauひかりを選べるとは限りません。対象地域ではコミュファ光やeo光など、セット割の対象となる別の光回線が候補になる場合もあります。

NURO 光の特徴

NURO 光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線です。

光コラボではなく、NTTの未使用光ファイバーなどを利用した独自のサービス構成で提供されています。

NURO 光の主な特徴

  • 光コラボとは異なる光回線サービス
  • 高速通信を特徴としている
  • 2ギガクラスのプランがある
  • 10ギガクラスのプランもある
  • 提供エリアが限定されている
  • 戸建て・マンションで利用できる
  • ソフトバンクとのセット割を利用できる場合がある

NURO 光は、2ギガクラスを基本とするプランがあり、対象地域では10ギガクラスも選べる高速光回線です。

 

最大通信速度は実測値ではなく、利用環境やWi-Fiルーター、接続端末などによって変わります。また、提供エリアが限られるため、申し込み前に住所・建物単位で利用できるか確認しましょう。

auひかり・NURO 光と光コラボの違い

auひかり・NURO 光と、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボでは、利用する回線の仕組みに大きな違いがあります。

主な違いを整理すると次のようになります。

比較項目 auひかり NURO 光 光コラボ
回線の種類 独自回線系 独自回線系 NTTフレッツ光系
代表的な速度プラン 1ギガ・5ギガ・10ギガなど 2ギガ・10ギガなど 1ギガ・10ギガなど
提供エリア 地域・建物による 地域・建物による 全国規模
プロバイダー 対応事業者から選択 基本的にサービス一体型 サービスによる
スマホセット割 au・UQ mobileなど ソフトバンクなど 契約する光コラボによる
光コラボ間の事業者変更 対象外 対象外 対応
新規工事 基本的に必要 基本的に必要 設備状況による

独自回線の大きな特徴は、フレッツ光・光コラボとは別のネットワークを利用することです。

例えば、マンションで多くの住民がフレッツ光系サービスを利用している場合でも、独自回線は別の設備を使用するため、同じ条件で混雑するとは限りません。

ただし、「独自回線だから必ず光コラボより速い」という意味ではありません。実際の通信速度は地域や設備、利用環境などによって異なります。

独自回線へ乗り換える場合は工事に注意する

独自回線を選ぶ際に特に注意したいのが、光コラボからの乗り換えです。

フレッツ光から光コラボへの「転用」や、光コラボ同士の「事業者変更」と異なり、auひかりやNURO 光への乗り換えでは使用する回線そのものが変わります。

「ドコモ光 → auひかり」

「ソフトバンク光 → NURO 光」

といった乗り換えは、光コラボ同士の事業者変更にはなりません。

そのため、新しい光回線を引き込む開通工事が基本的に必要です。

乗り換える際の確認事項

  • 新しい回線の開通工事日
  • 現在の光回線の解約日
  • 開通までに必要な期間
  • 工事費
  • 現在利用している回線の撤去条件
  • 固定電話番号を継続できるか
  • 賃貸住宅で工事許可が必要か

特に重要なのが、現在の光回線を解約するタイミングです。

新しい独自回線が開通する前に現在の光回線を解約すると、インターネットを利用できない期間が発生する可能性があります。

そのため、基本的には新しい回線の開通予定を確認してから、既存回線の解約時期を調整すると安心です。

独自回線はエリア・速度・スマホセット割で選ぶ

auひかりやNURO 光などの独自回線を検討する場合、最初に確認するべきなのは提供エリアです。

特に確認したいポイント

  • 自宅住所が提供エリア内か
  • 戸建て・マンションのどちらか
  • 建物に対応設備があるか
  • 1ギガ・2ギガ・5ギガ・10ギガなど利用可能なプラン
  • 月額料金
  • 初期工事費
  • 契約期間
  • 解約時の費用
  • スマートフォンとのセット割
  • Wi-Fiルーター・ONUなどの性能
  • IPv6などの通信方式

au・UQ mobileユーザーならauひかり、ソフトバンクユーザーならNURO 光がセット割の候補になります。ただし、割引だけでなく光回線の料金や利用できる速度プランも含めて比較しましょう。

 

まず自宅が提供エリア内か確認し、セット割、月額料金、工事費、契約期間、通信速度などを比較します。光コラボや地域の電力会社系光回線も含めて検討すると選びやすくなります。

電力会社系・地域限定の光回線

電力会社系・地域限定の光回線は、特定地域を中心に独自の光ファイバー網を利用するサービスです。コミュファ光、eo光、メガ・エッグ、ピカラ光、BBIQなどが代表例で、広い意味では独自回線に分類できます。

提供地域は限られますが、対象エリアでは有力な選択肢です。料金や通信速度、スマートフォン・電気とのセットサービスなどを比較して選びましょう

電力会社系・地域限定の光回線を一覧で比較

代表的な電力会社系光回線を地域別に整理すると、次のようになります。

光回線 主な提供地域 系統 主な特徴
コミュファ光 東海・中部 中部電力系 東海地方を中心に展開する独自回線
eo光 関西 関西電力系 関西地方を中心に展開する独自回線
メガ・エッグ 中国 中国電力系 中国地方を中心に提供
ピカラ光 四国 四国電力系 四国4県を中心に提供
BBIQ 九州 九州電力系 九州地方を中心に提供

これらの光回線は、NTTのフレッツ光をそのまま利用する光コラボとは異なり、地域ごとに独自の通信設備を整備してサービスを提供しているのが特徴です。

ただし、提供地域に住んでいれば必ず利用できるわけではありません。同じ市区町村でも住所によって提供状況が異なるほか、マンションでは建物の設備によって申し込めない場合があります。

コミュファ光・eo光の特徴

コミュファ光は、中部テレコミュニケーションが提供する光回線です。東海・中部地方を中心としてサービスを展開しています。

主な特徴

  • 東海・中部エリアを中心に提供
  • 独自の光ファイバー網を利用
  • 戸建て・集合住宅向けサービスを提供
  • 1ギガだけでなく高速プランもある
  • au・UQ mobileなどとのセット割を利用できる場合がある
  • 電気など関連サービスとの組み合わせも検討できる

といった点があります。

東海地方で光回線を探している場合は、フレッツ光・光コラボだけでなく、コミュファ光も比較候補になります。

一方、eo光はオプテージが提供する関西電力グループの光回線です。関西地方を中心に独自の光ファイバー網を展開しています。

eo光にも、

  • 関西エリアを中心に提供
  • 戸建て・マンション向けサービスがある
  • 1ギガ・10ギガなど複数の速度プランがある
  • 光電話やテレビなどを組み合わせられる
  • au・UQ mobileなどとのセット割を利用できる場合がある
  • 関西電力の電気サービスとの組み合わせを検討できる

といった特徴があります。

関西地方ではauひかりの戸建て向けサービスを利用できない地域があるため、au・UQ mobileユーザーにとってeo光が有力な候補になる場合があります。

メガ・エッグ・ピカラ光・BBIQの特徴

中国・四国・九州地方にも、それぞれ地域を代表する電力会社系光回線があります。

中国地方では「メガ・エッグ」が提供されています。中国電力グループのエネコムが提供する光回線で、中国地方を中心にサービスを展開しています。

四国地方では「ピカラ光」が代表的です。四国電力グループのSTNetが提供しており、香川県、徳島県、愛媛県、高知県などを中心に展開しています。

九州地方では「BBIQ」が代表的です。QTnetが提供する光回線で、九州地方を中心に利用できます。

それぞれの主な特徴

  • メガ・エッグ:主に中国地方
  • ピカラ光:主に四国地方
  • BBIQ:主に九州地方
  • 地域密着型のサポート・サービスを展開
  • 光電話やテレビなどを利用できる場合がある
  • 電気やスマートフォンとのセットサービス・割引が用意される場合がある

などです。

地域限定だから選択肢が少ないというわけではなく、対象エリアでは全国型の光コラボと競合するサービスとなっています。

例えば九州であれば、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボだけでなく、BBIQを含めて料金や速度を比較すると選択肢が広がります。

電力会社系光回線と光コラボ・独自回線の違い

電力会社系光回線は、光コラボとは回線の仕組みが異なります。

違いを簡単に整理すると次のようになります。

比較項目 電力会社系 光コラボ その他の独自回線
代表例 eo光、コミュファ光、BBIQなど ドコモ光、ソフトバンク光など auひかり、NURO 光など
回線 地域独自の回線が中心 NTTフレッツ光系 独自回線・設備
提供地域 地域限定 全国規模 サービスにより異なる
1ギガ 対応サービスあり 対応 対応
10ギガ 対応サービスあり 対応サービスあり 対応サービスあり
スマホセット割 対応サービスあり 事業者による 事業者による
事業者変更 光コラボの対象外 光コラボ間で可能 光コラボの対象外

特に注意したいのが乗り換えです。

例えば、ドコモ光からソフトバンク光への変更であれば、どちらも光コラボなので「事業者変更」を利用できる場合があります。

しかし、

「ドコモ光 → eo光」

「ソフトバンク光 → コミュファ光」

といった変更では、利用する回線そのものが変わります。

そのため、基本的には新しい光回線の開通工事が必要になります。賃貸住宅の場合は、建物への光ファイバー引き込みについて管理会社や大家の許可が必要になることもあります。

【電力会社系・地域限定の光回線を選ぶポイント】

電力会社系光回線を選ぶ際は、最初に自宅が提供エリアに入っているかを確認することが重要です。

  • 自宅住所で利用できるか
  • 戸建て・マンションのどちらか
  • 1ギガ・10ギガなど利用できる速度
  • 月額料金
  • 初期工事費
  • 契約期間
  • 解約時に必要な費用
  • au・UQ mobileなどとのセット割
  • 電気とのセットサービス
  • 光電話・テレビへの対応
  • Wi-Fiルーターなどの機器
  • IPv6などの通信方式

電力会社系光回線は提供地域が限られますが、東海・中部のコミュファ光、関西のeo光、中国のメガ・エッグ、四国のピカラ光、九州のBBIQなど、地域ごとに有力なサービスがあります。

 

地域限定回線が必ず安い・速いとは限りません。自宅で利用できる回線を確認し、光コラボや独自回線と料金、速度、住宅タイプなどを比較しましょう。

光回線は回線の種類と利用環境から選ぶ

光回線を選ぶ際は、料金や最大通信速度だけでなく、回線の種類と自宅の利用環境を確認することが大切です。回線によって提供エリアや設備、乗り換え方法、スマホセット割などが異なります

特にマンションでは建物の設備によって利用できる回線や通信速度が変わる場合があります。まず自宅で利用可能な回線を確認し、料金や速度、工事、セット割などを比較しましょう。

まず自宅で利用できる光回線を確認する

光回線を選ぶ際に最初に確認したいのが、提供エリアです。

どれだけ料金や通信速度が魅力的でも、自宅が提供エリア外であれば契約できません。

主な光回線
  • フレッツ光
  • 光コラボ
  • auひかり
  • NURO 光
  • コミュファ光
  • eo光
  • メガ・エッグ
  • ピカラ光
  • BBIQ

などがありますが、それぞれ提供エリアが異なります。

フレッツ光や光コラボは全国の幅広い地域で利用しやすい一方、auひかりやNURO 光、電力会社系光回線は地域が限定される場合があります。

また、都道府県が対応エリアに含まれていても、住所や建物によって申し込めないことがあります。

特にマンションでは、

  • 建物に回線設備が導入されているか
  • 管理会社や大家から工事許可を得られるか
  • 希望する速度プランに対応しているか

なども確認する必要があります。

光回線選びでは、まず「使いたい回線」ではなく「自宅で使える回線」を把握することが基本です。

戸建てとマンションでは選び方が異なる

光回線は、戸建てとマンションで利用環境が大きく異なります。

戸建ての場合は、電柱などから光ファイバーを直接住宅内へ引き込む形式が一般的です。そのため、提供エリア内で工事条件を満たしていれば、比較的自由に光回線を選択できます。

一方、マンションでは建物の設備が重要になります。

代表的な配線方式
  • 光配線方式
  • LAN配線方式
  • VDSL方式

などがあります。

光配線方式では光ファイバーを各住戸まで引き込むため、高速通信を利用しやすくなります。

LAN配線方式では、建物の共用部分から各住戸までLANケーブルを利用します。建物設備によって最大通信速度が制限されることがあります。

VDSL方式では、共用部分までは光回線でも、各部屋までは既存の電話線を利用します。そのため、光配線方式と比べて最大通信速度が低くなる場合があります。

また、マンションでは「1ギガ」「10ギガ」といったプランを自由に選べるとは限りません。

建物側の設備が対応していなければ、高速プランを申し込めない場合があります。

通信速度は利用人数と使い方から選ぶ

光回線には、1ギガ、2ギガ、5ギガ、10ギガなど複数の速度プランがあります。

ただし、最大通信速度が高ければ必ず快適になるとは限りません。

一般的な家庭で、

  • Webサイトの閲覧
  • SNS
  • 動画視聴
  • オンラインショッピング
  • テレワーク

などを行うのであれば、1ギガクラスでも十分な場合があります。

一方、

  • 家族で同時に高画質動画を見る
  • オンラインゲームを頻繁に利用する
  • 大容量ファイルを送受信する
  • 動画をアップロードする
  • 複数台のパソコンやスマートフォンを同時接続する

といった使い方では、高速プランを検討する価値があります。

ただし、10ギガ回線を契約しても、宅内機器が対応していなければ性能を十分に活かせません。

高速回線を利用する場合は、

  • 10Gbps対応ルーター
  • 対応LANポート
  • 高速対応LANケーブル
  • 10Gbps通信に対応するパソコンや機器

などが必要になる場合があります。

また、光回線はベストエフォート型サービスが一般的で、最大通信速度が常に出るわけではありません。

月額料金だけでなく総額を比較する

光回線を比較するときは、月額料金だけでなく、実際に支払う総額で比較することが重要です。

確認しておきたい費用
  • 月額料金
  • 契約事務手数料
  • 開通工事費
  • Wi-Fiルーター料金
  • オプション料金
  • 契約期間
  • 解約時の費用
  • 工事費残債

などがあります。

例えば、「工事費実質無料」と案内されているサービスでは、毎月の工事費分割料金と同額を割引する仕組みが採用されていることがあります。

この場合、割引期間中に解約すると、残っている工事費を支払う必要がある可能性があります。

また、キャンペーンのキャッシュバックが大きくても、

  • 受取時期
  • 申請方法
  • オプション加入条件
  • 最低利用期間

などが設定されている場合があります。

短期間だけ安い月額料金ではなく、2年や3年など自分が利用する予定期間で総額を計算すると比較しやすくなります。

スマホセット割や乗り換え方法も確認する

光回線を選ぶ際は、スマートフォンとのセット割も重要な比較ポイントです。

  • ドコモ系スマホと対象光回線
  • ソフトバンク・Y!mobileと対象光回線
  • au・UQ mobileと対象光回線

などの組み合わせで割引を受けられる場合があります。

家族で同じ携帯電話会社を利用している場合は、複数回線に割引が適用されることもあるため、光回線単体ではなく家族全体の通信費で比較するとよいでしょう。

また、現在すでに光回線を利用している場合は、乗り換え方法も確認します。

フレッツ光から光コラボへ変更する場合は「転用」、光コラボから別の光コラボへ変更する場合は「事業者変更」を利用できることがあります。

一方、

  • 光コラボからauひかり
  • 光コラボからNURO 光
  • 光コラボからeo光

など、異なる回線網へ変更する場合は、新たな開通工事が必要になるのが基本です。

光回線を選ぶときは、まず自宅で利用可能な回線を確認し、次に戸建て・マンションの設備、必要な通信速度、料金総額、スマートフォンとのセット割、乗り換え方法を比較することが大切です。

「最も速い光回線」や「最も安い光回線」を探すのではなく、自宅の設備と利用目的に合った回線を選ぶことで、料金と通信環境のバランスを取りやすくなります。

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